修復歴有の車は、同じ車種でも低価格で販売されています。
車の修復技術は年々向上しており、素人がパッと見ただけでは分からないのがほとんどです。
全てが修復歴=事故車ではなく、車の骨格にあたる部分の修復がある車が修復歴有車になるため、その基準や見分け方を知るだけでも中古車選びに役立てることができるでしょう。
今回は、一見お得に見える修復歴のある車のメリットやデメリット、修復歴ある車を選ぶ際のポイントを紹介します。
「修復歴有」とは?
参考:日本自動車査定協会 東京都支所より
http://www.jaai.com/sateidojo/expert/08.htm
車の骨格部位にに当たるモノコックフレームの交換や修正・補修歴がある車が修復歴有になります。少し曲がった・変形した場合でもフレームの部分なら「修復歴有」になります。
車の骨格部位に当たる部分とは主に溶接で結合されている部位のことで、ボルトで固定されているドアやフロントフェンダー、ボンネットなどの部品の修理、交換は修復歴には含まれません。
バンパーだけが外れたり、割れるなどの損傷なら修復歴になりませんが、クロスメンバーやラジエターコアサポートに変形が認められる場合は修復歴有になります。
ドアのみのヘコミによる修理、落雪などによるボンネット、トランクの修理交換は修復歴に該当しませんが、落雪などによるルーフのヘコミを修理すると修復歴有になります。
車をぶつけてドアを交換した場合は、事故車ですが修復歴に該当せず、落雪などによるルーフのヘコミを修理した場合は、事故車ではないが、修復歴に該当します。
http://www.jaai.com/sateidojo/expert/08.htm
車の骨格部位にに当たるモノコックフレームの交換や修正・補修歴がある車が修復歴有になります。少し曲がった・変形した場合でもフレームの部分なら「修復歴有」になります。
車の骨格部位に当たる部分とは主に溶接で結合されている部位のことで、ボルトで固定されているドアやフロントフェンダー、ボンネットなどの部品の修理、交換は修復歴には含まれません。
バンパーだけが外れたり、割れるなどの損傷なら修復歴になりませんが、クロスメンバーやラジエターコアサポートに変形が認められる場合は修復歴有になります。
ドアのみのヘコミによる修理、落雪などによるボンネット、トランクの修理交換は修復歴に該当しませんが、落雪などによるルーフのヘコミを修理すると修復歴有になります。
車をぶつけてドアを交換した場合は、事故車ですが修復歴に該当せず、落雪などによるルーフのヘコミを修理した場合は、事故車ではないが、修復歴に該当します。
修復歴ある車のメリットとデメリット
修復歴のある車は、同じ車種でも市場では安く販売されています。
少しでも予算を抑えて、グレードの高い車種を選ぶことも可能になるメリットがあります。
事故ではないルーフの修理やリヤクオーターパネルの軽微な修復など、走行や安全性能に影響を及ぼさない修復歴有の車を安く買うことができたらお得です。
修復歴ある車は、デメリットの部分が多くあります。
少しでも予算を抑えて、グレードの高い車種を選ぶことも可能になるメリットがあります。
事故ではないルーフの修理やリヤクオーターパネルの軽微な修復など、走行や安全性能に影響を及ぼさない修復歴有の車を安く買うことができたらお得です。
修復歴ある車は、デメリットの部分が多くあります。
事故の影響が残っている
車の構造のほとんどは「モノコック」であり、衝撃を全体で吸収し支える構造になっています。そのため一か所に強い衝撃を与えると全体が歪む可能性があります。
フレームが歪んだままの状態だったり、フロント部分では足回りにダメージを受けたりすると、まっすぐに走らない不具合も発生します。
縁石に乗り上げたりした場合でも、足回りのセッティングが狂い、まっすぐに走らないこともあります。
足回りを修理している車やフレームを修正した車は、できるだけ避けることをおすすめします。
フレームが歪んだままの状態だったり、フロント部分では足回りにダメージを受けたりすると、まっすぐに走らない不具合も発生します。
縁石に乗り上げたりした場合でも、足回りのセッティングが狂い、まっすぐに走らないこともあります。
足回りを修理している車やフレームを修正した車は、できるだけ避けることをおすすめします。
衝突安全性能の低下
車は、衝突時にフレームが変形することでショックを和らげ、乗員を守る設計となっています。
一度衝撃を受け、曲がったり変形した部分を引っ張り修正して、一見綺麗に元通り修復されたとしても、再度衝突のショックには耐えられる強度はありません。
修復歴ある場合、新車時の衝突安全性能は保たれていないことを常に認識しながら運転しなければなりません。
一度衝撃を受け、曲がったり変形した部分を引っ張り修正して、一見綺麗に元通り修復されたとしても、再度衝突のショックには耐えられる強度はありません。
修復歴ある場合、新車時の衝突安全性能は保たれていないことを常に認識しながら運転しなければなりません。
売却時の査定額が低い
購入時に安く購入できますが、それ以上に売却時に買取価格が低くなり、買い取ってもらえないこともあります。
乗りつぶす覚悟で購入しましょう。
乗りつぶす覚悟で購入しましょう。
修復歴にならない修復とは?
ボルトで止められているドアやボンネット、クリップやビスで留められているバンパーの交換や修理のみなら修復歴になりません。
ドアやフェンダーの交換歴
しかし、ドアやフェンダーの交換歴があると本当に大丈夫なのか不安ですよね。
ドアの場合は、フロアパネルまで影響していないか不安であり、フェンダーの場合、フロントインサイドパネルまで影響していないか不安になります。
ドアやボンネットは、鉄板が貼り合わされています。その鉄板と鉄板の接合部は「シーラー」と呼ばれるシーリング材が隙間を埋めています。
修理歴があると、シーラーが均一でなかったり、シーラー自体が無かったりします。
ドアやボンネットが固定されているボルトには塗料が塗られています。
修理のため外していると、ボルトの塗装がハゲていたり、山が欠けていたりします。
パーツの接合部分に違和感があれば必ず確認しましょう。
ドアの場合は、フロアパネルまで影響していないか不安であり、フェンダーの場合、フロントインサイドパネルまで影響していないか不安になります。
ドアやボンネットは、鉄板が貼り合わされています。その鉄板と鉄板の接合部は「シーラー」と呼ばれるシーリング材が隙間を埋めています。
修理歴があると、シーラーが均一でなかったり、シーラー自体が無かったりします。
ドアやボンネットが固定されているボルトには塗料が塗られています。
修理のため外していると、ボルトの塗装がハゲていたり、山が欠けていたりします。
パーツの接合部分に違和感があれば必ず確認しましょう。
絶版スポーツカー選びでは修復歴の見極めが大切
スポーツタイプの車は修復歴のある車が多い傾向にあります。
日産シルビアの場合、中古車市場では約57%
日産スカイラインGT-Rの場合、中古車市場では約33%
マツダRX7の場合、中古車市場では約43%
上記の割合で修復歴有の車があります。
アメリカの25年ルール解禁の対象となる車の人気は上昇中で、修復歴有でも当時の新車価格を上回る車もあります。
それでも修復歴のない車よりは安く購入できるチャンスがあるとして人気があります。
シルビアもスカイラインGT-RもRX7も全て生産終了しており、中古車でしか入手出来ません。修復歴有でも高価であり、購入を考える場合、欲しい気持ちを抑えながら慎重に見極めることが大切です。
また、修復歴有のスポーツタイプの車を購入しても、売却時に高く売れる保証はありませんので注意しましょう。
日産シルビアの場合、中古車市場では約57%
日産スカイラインGT-Rの場合、中古車市場では約33%
マツダRX7の場合、中古車市場では約43%
上記の割合で修復歴有の車があります。
アメリカの25年ルール解禁の対象となる車の人気は上昇中で、修復歴有でも当時の新車価格を上回る車もあります。
それでも修復歴のない車よりは安く購入できるチャンスがあるとして人気があります。
シルビアもスカイラインGT-RもRX7も全て生産終了しており、中古車でしか入手出来ません。修復歴有でも高価であり、購入を考える場合、欲しい気持ちを抑えながら慎重に見極めることが大切です。
また、修復歴有のスポーツタイプの車を購入しても、売却時に高く売れる保証はありませんので注意しましょう。
全てがダメではない!見極めると掘り出し物もある!
出来れば選びたくない修復歴有の中古車ですが、事故による修復でない車や軽微な修復で走行に影響がない車も多く存在します。
試乗してみて走行に問題ないことを必ず確認しましょう。
修復箇所がある場合には、第三者の鑑定書などでしっかり説明しくてれるお店なら納得して修復歴有の中古車でも購入できるでしょう。
近場のみの利用で「走る・曲がる・止まる」に影響しない、その車を乗りつぶす覚悟で格安で購入するなど納得の上で購入するなら修復歴有の中古車を購入しても問題ありません。
試乗してみて走行に問題ないことを必ず確認しましょう。
修復箇所がある場合には、第三者の鑑定書などでしっかり説明しくてれるお店なら納得して修復歴有の中古車でも購入できるでしょう。
近場のみの利用で「走る・曲がる・止まる」に影響しない、その車を乗りつぶす覚悟で格安で購入するなど納得の上で購入するなら修復歴有の中古車を購入しても問題ありません。