BLOG ブログ

ユーザー車検を確実に通すための簡単なメンテナンスについて

クルマの維持費を節約するために、自分でユーザー車検を受けてみたい。この記事ではそんなあなんために、ユーザー車検を確実に通すためのメンテナンスについてまとめました。確実に車検を通す目的もありますが、この機会に見ておいてほしいと思う簡単なチェック項目も書いていますので一緒に点検していただけると安心してクルマをお使いいただけるかと思います。どれもすぐに実践できる簡単な内容ですので、車検場に持ち込む前にチェックして確実に車検を通すための参考になればうれしい限りです。

クルマの外観で確認しておくこと

ユーザー車検の合格率を上げるためにクルマの外観で点検してほしいのは次の4点です。

灯火装置(ランプ類)の点検

ランプ類がきちんと点灯するか確認します。ヘッドライトのハイとロー、スモールランプ、ウィンカー、ブレーキランプ(ハイマウントストップランプ)、バックランプ、後ろのナンバープレートの上か、横についているライセンスランプが点灯するか確認してください。フォグランプがついているクルマはフォグランプも確認してください。

また、各ライトの点灯した時の色も重要です。純正のままなら良いですが、ヘッドライトやフォグランプの電球を違う色に変えている場合、白か黄色以外は不合格とされる場合があります、持っているなら純正に戻しておいたほうがいいでしょう。

灯火の色も確認しておきましょう。ウィンカーはオレンジ、ブレーキランプは赤、バックランプとライセンスランプは白です。レンズに傷がついていたり、割れていないかも一緒に確認してください。
 
 ランプではありませんが、クラクション(警音器)が一定の音量、音色で鳴るかも一緒に確認しておいてください。

ウォッシャー液の噴射状態、ワイパーのはけ具合

ウォッシャー液はきちんと噴射されるか?リヤワイパーがついているクルマはリヤも確認してください。ガラスの適切な位置に噴射されるか?ワイパーのはけ具合には問題はないか?ワイパーのゴムは劣化して切れていないかを確認します。

フロントガラスにキズや割れはないか?

フロントガラスに飛び石などでキズや割れがないかを確認してください。また、フロントガラスに貼ってあっても問題ないのは車検の有効期間を表示したステッカーと、左の上に貼られている定期点検の丸いステッカーだけです。余計なステッカーを貼っていないか?吸盤で張り付けるタイプのナビやスマホホルダーを張り付けていないか?確認してください。
また、運転席と助手席のドアガラスに色のついたフィルムを貼っている場合、はがしておきましょう。

タイヤにヒビは入っていないか?残りミゾはあるか?

タイヤに大きな傷はついていないか?劣化して細かいヒビが入っていないか点検してください。こんな時じゃないとみる機会もないと思いますので、スペアタイヤも含め、適正な空気圧になっているかも見ておきましょう。
幅の広いタイヤは、内側だけ摩耗していてタイヤが直進状態ではわかりにくい場合もあります。左右どちらかにハンドルを切ってタイヤの全体を点検しておいてください。

クルマの車内で確認しておくこと

車内で確認しておいてほしいのはそんなに多くありません。普段ヘッドレストを外したままにしている方はつけておいてください。見落としがちなのが発煙筒の有無です。多くのクルマは、助手席の足元の左側に赤い筒がついています。一応消火器のように有効期限があり、期限が切れていると不合格になっていたのですが、今は積んであれば問題なしとされる場合が多いようです。千円もしない部品ですので、心配な方はカー用品店などで購入できます。この機会に買い替えておいてもいいかもしれません。

クルマの下回りを洗浄しておく

これは、できればやっておいてほしいことで必須ではないのですが、クルマの下回りを洗浄しておくとよいと思います。
コイン洗車場の高圧洗浄機で、タイヤハウスの中やクルマの下側を洗い流しておきます。車検の時には、検査場で下回りを検査されます。泥がついていて汚れているから不合格。とはなりませんが、検査する側の立場に立って考えればきれいになっているに越したことはありません。

自動洗車機に下回り線上のコースがある場合もありますのでそれを利用するのもよいと思います。

検査に行く直前に予備検査を受けておく

国の検査場の周辺には、民間のテスター屋と呼ばれる予備検査場があります。ここでは車検場と同じようにテスターを使い、検査に問題なく通るかどうかをチェックしてくれます。予備検査の費用は1,000円から3,000円程度ですので、国の検査場に行く前に必ず立ち寄っておくのをお勧めします。車検でどんなことをするのか予習にもあります。不安なことがあればここで聞いて解消しておくのもよいでしょう。

(まとめ)

ユーザー車検を確実に通すための簡単なメンテナンスについてまとめました。ここまで読んでいただいた方のなかには、普段の日常点検の項目とそんなに変わらないと思われた方もいるかと思います。ですが、忙しい普段の生活の中で、毎回クルマに乗る前に日常点検をやっている方は少ないのではないかと思います。大きな声では言えませんが、私もできていません。ユーザー車検を通すためだけではなく、この機会に自分でもできるメンテナンスを覚えていただき、安心してクルマをお使いいただければ嬉しい限りです。

CONTACT
お問い合わせ

当店へのご意見・ご要望などは
こちらからお問い合わせください。