クルマを見に行くのは、日中の晴れた日。自然光の下で見られる時間帯にしましょう。

まずは、少し離れてクルマ全体をぐるっと一回り見てください。

ドアやボンネット、トランクなど１枚だけ色が少し違って見えるところがないか？変に波うっているような部分がないか？

パネル１枚だけ不自然に色が浮いて見えたりする場合、修理や交換した形跡かもしれません。

バンパーやフェンダー、ドアなどの外装を交換しただけでは「修復歴あり」にはなりませんので、ここでよく見てください。

少しでも気になるところは遠慮せずお店の人に聞いてみましょう。質問に丁寧に対応してくれないようなお店なら、どんなに気に入ったクルマでもそこでの購入は控えたほうがよいでしょう。

次にクルマに近づいて、細かいキズのチェックをします。
バンパーの角の部分や前のバンパーの下側、ドア下のサイドステップの下側など、立っている目線では見えにくいところは見落としがちですので気を付けてください。

また、ドアを開閉して引っ掛かりがないか？ドアのヒンジを止めているボルトに工具を当てた跡がないか？ボルトの頭の塗装がはがれていないか？）はがれている場合はドアを脱着もしくは交換しているクルマかもしれません。

フロントガラスに飛び石などで傷が入っていないかも見ておきましょう。

ホイールとタイヤの状態もチェックします。
 ホイールに傷はないか？
 タイヤの残り溝はちゃんとあるか？
 溝はあっても古くなって細かいヒビ割れが発生していないか？
 タイヤの側面に接輪で擦ったような傷はないか？

ここまでが外装の確認事項になります。次に室内の確認にいきましょう。

まずは運転席に座り、もう一度フロントガラスに飛び石などの傷がないか内側から確認します。

フロントガラスの傷は、車検が通らない場合や、時間の経過とともに広がってくる可能性もあります。その場合は修理や交換が必要になります。外側からは見えにくい場合もありますので内側からもよく見ておきましょう。

それから内装の確認をしていきましょう。ドアの内張やシートに汚れがないか、天井などは意外と見落としがちですので忘れずに確認します。ダッシュボードが浮いていたりしないかも見てください。

エンジンをかけて、電装品が正常に動くか確認しましょう。特にエアコンは吹き出し口から出てくる風がカビ臭くないか？たばこを吸わない方はタバコ臭い風が出てこないかもチェックしておきます。

他には、ドアのガラスを上下させて引っ掛かりや変な音がしないか？ナビなどの装備品はちゃんと動くか？を確認しましょう。

ここまで確認したら、エンジンルームのチェックに移ります。

ボンネットを開けて、エンジンルームのチェックに入りましょう。

まずはフェンダーを止めているボルトやボンネットのヒンジを止めているボルトに工具を当てた跡がないかをチェックします。ボルトの頭に跡がついていたり、塗装が剝がれている場合は脱着や交換をしている可能性があります。

また、フレームの付け根にしわが入っていないか？左右のシーリングの状態は均等になっているかを確認しましょう。

エンジンオイルのレベルゲージを抜いてみて、レベルゲージがオイルのカスなどで汚れていないか見てください。
汚れが酷い場合、前の持ち主の方はオイル交換などのメンテナンスをちゃんとしていなかった可能性があります。
ポイントは入っているオイルの汚れを見るのではなく、レベルゲージ自体に汚れがこびり付いていないかどうかを見てください。

エンジンをかけて、カタカタやカリカリといった異音がしないかチェックします。空ぶかしなどしなくても、アイドリングの状態で静かに回転が安定しているかを確認できれば大丈夫です。

エンジンルームにも、エアコンの部品がついています。エアコンをオン、オフしてエンジンと同じように変な音がしないかチェックしてください。

中古車選びの際に失敗しないための注意点を大きく3つに分けて説明させていただきましたが、一番大切なことは、信頼できる中古車屋さんと出会うことだと思っています。
クルマは車検、普段のメンテナンス。万が一に備えた自動車保険など定期的にイベントが発生します。

クルマで気になったことはなんでも遠慮なく安心して相談できるお店か？長く付き合えそうなスタッフか？それを見極めるのがとても大切だと考えています。

もし、相談できるところがなければ私たちエイチ・エー・トレーディングに遠慮なくお問い合わせください。
他店で気になったクルマの相談でも、お乗りのクルマのちょっとしたことでもなんでも構いません。

あなたからのご連絡をお待ちしております！
https://hajp-trading.com/contact/